お盆は、日本の仏教における伝統的な行事のひとつです。
ご先祖様の霊をお迎えし、感謝の気持ちを伝えるこの時期には、お墓掃除をしたり、おもてなしの準備がはじまります。
お供え用のお菓子も、すでに店頭に並んでいます。
そんな中、ふと目にとまったのが、とても可愛らしいお供え菓子。

「私が小さい頃には、こんな可愛いお菓子なんてなかったなぁ」と思っていたのですが……
よく考えたら、金平糖もゼリーも落雁も、全部あったんですよね。
昔はそれぞれ単品で売られていたから、気がつかなかっただけ。
今は、小さくコンパクトにまとめられて、季節感に合わせたデザインや組み合わせになっていて、なんだかとても素敵な発想だなと思いました。

去年亡くなった祖母に、この可愛らしいお菓子をお供えしてあげたくなりました。
ご先祖様あってこその、今の自分がいる。
昔は「そんなこと…」くらいにしか思っていなかったのに、年齢を重ねるごとに、祖母や母がしていたことの意味が、少しずつわかってきた気がします。
我が子も、今はまだよくわからないかもしれないけれど…
いつか何となくでも、その想いを受け取ってくれる日が来るのかな、と思います。