昨日の「どん兵衛きつねうどん」に続き、どん兵衛の天ぷらそば編です。
そばつゆの違い
そばつゆの味と色が異なるのは、うどんと同じです。
- 東(E):濃い色で濃い目の味(鰹節と濃い口醤油)
- 西(W):薄い色で出汁の味が強く、やや甘め(鰹節と昆布を組み合わせ、薄口醤油)
薬味の違い
ネギの種類が東西で異なるそうです。
- 東(E):白ネギ
- 西(W):青ネギ
ネギといえば「青ネギ」しかないと思い込んでました。東では「白ネギ」だということを50歳にして知る…
その他の違い
- 肉そば:東(E)は豚肉、西(W)は牛肉が一般的
- 月見そば(関西では玉子そば)の盛り付け方
- 東(E):麺→つゆ→卵
- 西(W):麺→卵→つゆ
歴史的背景
東(E)は、江戸時代には「江戸っ子」のせっかちな気質に合わせて、さっと茹でて食べられるそばが好まれていたようです。西(W)では、京都や大阪では貴族文化の影響で出汁の味を活かした味付けが発展していたのではないかといわれています。
天ぷらそば 比較してみた
アレルギー表示には、東(E)のみ「さば」が表示されています。

先に原材料からみると、わりと内容が違っていますね。

東(E)の「魚粉」が「サバ」なのかもしれないですね。
どん兵衛 天ぷらそば 栄養成分表示1食(100g)当り | ||
西(W) | 東(E) | |
熱量 | 489kcal | 499kcal |
たんぱく質 | 10,2g | 9,9g |
脂質 | 24,5g | 25,9g |
炭水化物 | 56,9g | 56,5g |
食塩相当量 | 5,3g | 5,4g |
(めん、かやく) | 1,9g | 2,2g |
(スープ) | 3,4g | 3,2g |
ビタミンB1 | 0,26mg | 0,33mg |
ビタミンB2 | 0,20mg | 0,29mg |
カルシウム | 151mg | 151mg |
そばの栄養成分にはバラツキがありますが、熱量は東(E)が多く、スープの塩分はやはり西(W)が多いですね!
中身

やはりスープの袋の色は違い、七味の名前はうどんと同じ!天ぷらのフィルムの色が違うのは色合いかな?出してみても変わりないようにも思えます。東(E)の方が具が多い?たまたまの個体差かな?

粉末スープの様子は…

写真の見た目がわかりにくいですが、肉眼だと多少違いがあるかな?といった感じで、うどんほどの色の差はありません。
お湯を入れた色はどうでしょうか!

お湯を入れた時の色の方がわかりやすいです。やっぱり東(E)の色が濃いですね。
感想
私の感想は、そばは完全に西(W)派でした。(東のみなさま、すみません。)出汁がしっかりしすぎて口の中に味が残ってしまい、辛く感じたからです。家族も気がつけば、東(E)を食べてない…一番下の子だけは、大丈夫だと言って食べていたけど、途中から辛くなってリタイヤでした。こちらは、まるで違うカップ麺に感じました。
味覚の好みは0〜3歳に決まるといわれています。3歳までに培われた味覚が、人の一生の味覚傾向を左右し、9歳頃までには大まかな好みが確立するそうです。西日本から出ることが全く無かった私の感想ですので、西に住む方の中でも人それぞれだと思います。
まだまだ他の地方バージョンもあるようなので、みなさんもぜひ試してみてください。