ティッシュひとつで分かる“日本の細やかさ”

風習

大容量でお得感のあるコストコ。
でも「コストコのトイレットペーパーは詰まりやすい」と聞いたことはありませんか?

海外へ行ったことがなくても、こうした話題から“海外の紙事情”を身近に感じる方も多いと思います。

実際に使っている友人に聞いてみると、
「厚みがあってしっかりした素材だから、何度も拭くと詰まりやすい」とのこと。
そういえば、以前泊まったハワイのホテルのトイレットペーパーも厚かったのを思い出しました。

日本のトイレットペーパーやティッシュは、
ふわふわしていて当たり前——そんなふうに思っていたけれど、
それは日本ならではの“やさしさ”かもしれません。


日本のティッシュ文化

最近では「やわらかさ」を売りにしたティッシュが増えています。
花粉症や風邪のときの鼻かみ用、メイク用など、肌にやさしいタイプも多く見かけます。

駅前では広告入りのポケットティッシュを配る光景もすっかりおなじみですね。
(あのポケットティッシュは、少しざらついたタイプが多いかもしれません。)

日用品なのに種類が豊富で、
香り付き・デザイン箱・コンパクトパックなど、
使うシーンに合わせて選べるのも日本らしい工夫です。


アメリカ・ヨーロッパのティッシュ事情

アメリカやヨーロッパのティッシュは、全体的にしっかりした紙質で厚みがあります。
表面も少しざらついていて、どちらかというと“紙タオル”や“紙ナプキン”に近い印象です。

価格も日本より高めで、アメリカではおよそ6倍ほどすることも。
ヨーロッパでは国によって価格差がありますが、
ティッシュ=消耗品というより“ちょっと贅沢な日用品”という感覚のようです。

ちなみに、アメリカで「ティッシュペーパー(tissue paper)」というと、
ラッピングに使う薄紙を指すこともあるそうです。
同じ言葉でも、使い方が全く違うのは面白いですね。


違いの背景(文化と習慣)

日本は湿度が高く、鼻をかむ機会も多い気候。
そのため、やわらかく肌にやさしいティッシュが発達したのかもしれません。

一方で欧米は乾燥しており、吸収力が重視される傾向。
たとえば、クッキーの保存で考えてみると——
日本では乾燥剤を入れないと湿気てしまいますが、
アメリカやヨーロッパではツリーにクッキーを飾っても湿気ないほどです。

気候の違いが、ティッシュや紙製品の使い方にも影響しているんですね。


まとめ:感じたこと・気づき

海外のティッシュ事情を知ると、
日本のティッシュの“繊細さ”や“やさしさ”に改めて驚かされます。

日頃、何気なく使っているけれど、
これほどやわらかくて安価なティッシュは、実はとても贅沢な日用品。
お財布に優しく、肌にもやさしい——
そんな当たり前の存在を、少し大切に使いたいと思いました。

今度、海外から帰ってきた友人にも、
“ティッシュ事情”を聞いてみようかな。

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