土鍋の底力。和食との相性は抜群

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保温力の高い土鍋。

そのずっしりとした重さに、正直、苦手意識を持っていた時期もありました。けれど、今では「本当に優れもの」と思わされる存在です。

土鍋の魅力は、何といってもその遠赤外線効果。食材の芯までじんわり火を通し、素材の持つ旨味を最大限に引き出してくれます。

以前、2つの鍋で同じ出汁を使って大根を煮たことがありました。同じ時間、同じ材料で煮たはずなのに、土鍋のほうが格段に美味しかったんです。食感も味の染み具合も、まるで別物。そこから見直し、登場回数が一気に増えました。

煮崩れしにくく、火を止めたあとも予熱でじっくりゆっくり火が入る。そんな土鍋の特徴は、繊細な和食にぴったり。

ヨーロッパでも、「ル・クルーゼ」などのホーロー鍋が土鍋と似たような役割を果たしていて、文化は違っても、ゆっくり丁寧に火を通す調理法の良さは、どこでも同じなんだと感じます。

実は炊飯器が壊れた時、しばらく土鍋でご飯を炊いていました。最初は仕方なく…という感じだったのに、最新の炊飯器よりも、美味しいのは土鍋でした。家族みんな驚き。

結局、新しい炊飯器を買いましたが、土鍋ご飯も時々は良いものです。

土鍋の力って、やっぱりすごいですね。重さがあるので扱いはちょっと大変ですが、それ以上に美味しさを届けてくれる、頼もしい存在です。

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