派手じゃないけど、ずっと使われてきた|日本の椿油
「椿油って、昔の人が使っていた油」
そんなイメージを持っていました。
最初は、正直なところ
何に使うんだろう?
実はよく知らないかも
という存在だったんです。
でも調べてみると、
日本産の椿油が長く使われてきた理由が、少しずつ見えてきました。
今回は、椿油のこと、そして日本産ならではの良さについてまとめてみます。
椿油ってどんな油?
椿油の基本
日本産の椿油は、ヤブツバキの実からとれる植物油です。
主成分はオレイン酸で、
「世界三大オイルのひとつ」と呼ばれることもあるそうです。
遣唐使の時代には、中国へ贈られた記録もあり、
食用・美容・頭髪など、幅広く使われてきました。
昔からの使われ方
平安時代には、貴族の間で
食用、灯油、化粧用、不老長寿の薬として珍重されていたそうです。
江戸時代になると庶民にも広がり、
髪につける整髪油や、刀の手入れなど、
乾燥や傷みを防ぐための生活に欠かせない油になっていきました。
特別なものだった椿油が、
少しずつ「日常のもの」になっていったんですね。
この頃、長崎からオランダへの輸出も始まったそうです。
日本で椿油が育ってきた理由
日本の気候と椿
椿は全国的に自生し、
温暖で湿度のある日本の気候にとても合っています。
暑さにも寒さにも強く、
冬でも葉を落とさない、生命力のある植物です。
主な産地
・伊豆大島
・五島列島
・利島
日本の気候や土に適しているため、育ちやすいのも特徴です。
国産椿油の良さ
① 原料がはっきりしている
・国産の椿の実を使用
・どこで採れたか分かる安心感
国内産は品質管理がしやすく、
添加物を入れる必要がないものが多いのも特徴です。
海外産と比べても、安心感があります。
② 伝統的な製法が残っている
・圧搾法(非加熱・低温)
・不純物が少なく、香りが穏やか
江戸時代から続く製法が、今も守られている。
それも国産椿油の良さだと感じます。
③ 余計なものが入っていない
・添加物なし
・シンプルな成分
敏感肌の人や、家族みんなで使いやすいのは、
安全性がしっかり保たれているからですね。
海外産との違いは?
・海外産:大量生産、化粧品原料向けが多い
・国産:少量生産、暮らしに寄り添った用途
どちらが良い悪いではなく、
**日本産は「丁寧さ」と「生活との近さ」**が強みだと感じました。
どんな人に向いている?
・香りの強いオイルが苦手な人
・家族で使えるものを探している人
・昔ながらのものが好きな人
・派手さより、安心感を重視したい人
安全なものを安心して使いたい人、
肌が敏感な人にも向いています。
実際に使って感じたこと
髪につけると、パサつきが抑えられ、
頭皮のフケに悩む人にも向いていると感じました。
トリートメントやスタイリング剤として使えるのも、嬉しいポイント。
ベタつきは少なく、さらっとした使い心地。
少量でよくのびるので、市販のオイルとの違いも感じます。
じわっと良さが分かる
それが椿油の魅力だと思いました。


表面をコーティングしてくれるのに、さらっとしています。
まとめ
椿油は、日本の暮らしの中で育ってきた、伝統ある油。
国産の椿油は、
安心感と丁寧さが何よりの強みです。
派手さはないけれど、
長く使われてきた理由が、ちゃんとありました。
流行りじゃないけれど、
気づいたら「これ、なかなかいいのよ」と手が伸びる。
椿油は、そんな存在なのかもしれません。
