栗きんとんと秋の楽しみ

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栗の美味しい季節になりました。

洋菓子ではモンブランや栗のパウンドケーキ、和菓子では栗きんとん、そして和食なら栗ご飯。どれも秋の訪れを感じさせてくれる栗の楽しみ方ですね。

今日は敬老の日ということもあり、日頃の感謝を込めて「栗きんとん」をプレゼントしてきました。

栗の種類

栗には大きく分けて 和栗・西洋栗・中国栗 の3種類があります。

  • 和栗
    実が大きく、外皮が固くて渋皮も剥きにくいのが特徴。粉質でホクホクとした独特の風味があり、香りも強め。甘さは控えめで、ご飯に合わせやすい栗です。
  • 西洋栗
    小ぶりで果肉が締まっており、渋皮は剥きやすいタイプ。風味は穏やかで甘みがあり、洋菓子にぴったり。なめらかでコクがあるため、モンブランのペーストに加工しやすいです。
  • 中国栗
    小粒で渋皮が剥がれやすく、甘みが強いのが特徴。甘煮や焼き栗、天津甘栗として親しまれています。

それぞれの栗の魅力

和栗はビタミンCやカリウムが豊富で、ご飯に合う素朴な味わい。
一方で海外の栗は甘みを活かし、お菓子や加工品に使われています。

同じモンブランでも、和栗はしっとり粘りが強く、西洋栗はなめらかで絞りやすいペーストになるなど、素材によって仕上がりに違いが出るのも面白いところです。

和栗を活かした「栗きんとん」

その中でも、素朴な和栗の魅力を最大限に活かした和菓子が「栗きんとん」。
裏ごしした栗を布巾で絞り、自然な形に仕上げた姿は、まさに日本の美しい和菓子の象徴です。

子どもの頃は「どうやってこんな形になるんだろう?」と不思議に思ったもの。まさか布巾で絞っているとは知りませんでした。

長い年月を経て受け継がれてきた、この繊細な技と和の心。年齢を重ねるほどに、その美しさと素朴な味わいがますます好きになっている自分に気づきます。


🍂 栗ひとつをとっても奥深い世界。
秋ならではの楽しみを、今年もじっくり味わっていきたいですね。

秋の味覚「栗」。
その種類ごとの個性を知ると、より一層おいしさが深まった気がします。
そして、和栗を使った栗きんとんには、日本人の心が詰まっているように感じます。
大切な人に贈りたくなる和菓子とともに、この秋をゆっくり楽しんでいきたいですね。

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