― 同じMUJI、でもちょっと違う ―
日本発祥の無印良品。
今では海外にも多くの店舗があり、
「海外の無印って、どんな感じなんだろう?」と気になって調べてみました。
日本は種類が多い、とよく聞きますが、
実際に見てみると、全く同じというわけではなく、
国によって少しずつ違いがあるようです。
売り場の雰囲気の違い
日本の無印
- 静か
- 余白が多い
- 生活に溶け込む展示
- 「買いに行く」というより「つい寄る」
海外の無印
- 明るめ
- 見せる売り場
- 日本らしさを「日本ブランド」として展示
日本の無印は、空間にふらっと寄ってしまうような心地よさがあり、
店内にはアロマの香りがほんのり漂っています。
一方、海外では
「シンプル=おしゃれ」
として捉えられることが多く、
「禅」や「おもてなし」といった日本的な価値観が好まれているようです。
多少の違いはあっても、
どの国でも空間そのものに好感が持てるのは、さすが無印だなと感じました。
商品ラインナップの違い
日本
- 収納用品
- 文房具
- 生活消耗品(掃除・キッチン)
- 日常使いが中心
海外
- 衣類・雑貨が目立つ
- 日本文化を感じる商品
- ギフト向けアイテムが多い
海外では
「暮らしの道具」+「日本っぽさ」
が求められているため、雑貨類が多い傾向にあるようです。
海外の方が日本の無印を訪れると、
その商品の種類の多さに驚く、という話もよく聞きます。
ちなみに洋服については、
アメリカではサイズ展開が大きめになっているそうです。
価格の感じ方の違い
日本
- 手に取りやすい価格
- コスパ重視
- 「ちょうどいい」が魅力
海外
- やや高め
- デザイン性・ブランド価値として受け止められる
同じ商品でも、
- 日本では「実用品」
- 海外では「デザイン雑貨」
というように、
少し方向性が違って見られているようです。

無印が伝えているものの違い
日本の無印
- 生活を整える
- 無理をしない
- 地味だけど便利
海外の無印
- ミニマルな暮らし
- 日本的な美意識
- シンプル=洗練
日本では当たり前の「地味さ」が、
海外では「魅力」として受け止められていて、
価格が高めでも人気がある理由がよく分かります。
海外で人気の無印商品ランキング
海外のお客さんに人気の商品は、まとめ買いされることも多いそうです。
1位 ジェルボールペン
2位 チョコがけいちご
3位 オーガニックコットンタオル
4位 収納ボックス
5位 バウムクーヘン
どれも日本ではおなじみのアイテムですね。


主婦目線で思うこと
日本の無印は「暮らしの相棒」。
「こんなものが欲しかった」
「こうやって使ったら便利かも」
と、自然に暮らしを想像させてくれます。
一方で海外の無印は、
「日本ブランド」として、
ミニマルな暮らしの象徴のように捉えられている印象でした。
同じ商品でも、
使われ方や見え方が違うのが面白いですね。
まとめ
日本では生活の一部、
海外では日本らしさの象徴。
無印良品は、
シンプルだからこそ、
使う人の暮らしに合わせて役割を変え、自然と馴染んでいく。
そんな力を持ったブランドなのだと、
あらためて感じました。

