切り絵は、紙を切り抜いて絵や模様を表現する、繊細で美しいアート。
その起源は6世紀ごろの中国にあり、7~8世紀の奈良時代にはすでに、日本でも神社や寺院の装飾に使われていたといわれています。
インド発祥とする説もあるそうで、世界各地に広がり、それぞれの文化の中で独自のスタイルへと発展していったようです。
日本では、宗教儀式の飾りとして用いられたのち、江戸時代以降は娯楽や宴席芸としても親しまれるようになりました。
今では、日常の中でも楽しめる表現として、多様なスタイルの作品が生まれているようです。
世界にもさまざまな切り絵アートがあり、それぞれの国や地域の文化が感じられる表現の違いも魅力のひとつです。
我が家には、凝った作品こそありませんが、「何か灯りになるようなものがあればいいな」と思っていたとき、ふとこの切り絵の存在を思い出しました。

写真は、窓に広げて飾ってみたもの。
これを灯籠のように照らす灯りを探してみたいと思っています。
日常のバタバタした中でも、家の中にちょっとした癒やしのある雰囲気をつくっていけたらいいなと思っています。
まだまだ暑い日々ですが、秋に向けて灯りのあるものを探してみませんか?