お姑さんの認知症疑いですが、先日会ったときは平常と変わらずで「考えすぎだったのかな?」と思うほど普通でした。認知症も波があるようで、家族の気付きはだいたいあってる事が多いとも聞きます。
その中で「まだら認知症」にたどり着きました。
まだら認知症について
この言葉は正式な医学用語ではなく、「血管性認知症の特徴」を表現するために使われることがあるようです。
特徴
1. 症状の変動
- 日にちや時間帯によって、症状の程度が変化
- 調子の良い日と悪い日の差が大きい
2. 能力のばらつき
- 一部の事の記憶力や判断力の能力は低下しているのに、他の能力は保たれていたりする
- 最近の出来事は忘れやすいのに、昔の記憶はしっかりしているなど
3. 段階的な悪化
- 脳梗塞や脳出血などの血管障害が起こるたびに、段階的に症状が悪化します。
原因と関連疾患
主な疾患は以下
- 脳梗塞
- 脳出血
- 慢性的な脳血流の低下
- 多発性小梗塞
動脈硬化や高血圧が原因で、脳全体への血流が低下すると、脳細胞が損傷を受け症状が出やすくなります。その結果、部位によって一部の認知機能は保たれつつも、他の機能に障害が現れまばらになるのだそうです。
予防と対策
- 生活習慣の改善
- 高血圧、糖尿病、高脂血症などの管理
- 禁煙
- 適度な運動
- 早期発見・早期治療
- 定期的な健康診断
- 症状に気づいたら早めに専門医を受診
- リハビリテーション
- 残存機能を活かした訓練
「ストレス管理」「良質な睡眠」「バランスのとれた食生活」も心がけることをおすすめします。
食生活のおすすめ
- オリーブ油
- 雑穀米
- オートミール
- ナッツ類
- 青魚
- アボガド
早期治療の重要性
1. 進行の遅延や予防、生活習慣の改善
- 抗血小板薬や抗凝固薬による脳梗塞の予防が可能になる
2. 再発リスクの低減
- 脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)の再発を予防する措置がとれる
3. 治療効果の最大化
- 初期段階では改善可能な症状もあり、早期介入で認知機能の回復が期待できることがある
4. 合併症、不安障害の予防
- 認知症に伴う精神症状を早期に察知し、対処することができる
6. 医療経済的メリット
- 早期介入により、重度化を防ぎ、長期的な医療・介護費用を抑制できる可能性があります。
結論
「まだら認知症」の差があることがわかりにくく、どうしたら良いのか?違っているかも?と思ってしまい、誰も言いたくない状態です。
以前に精神的な症状の方のことで、地域包括、保健師さんに連絡し、偶然を装って訪問していただき、手帳や施設の紹介をうまくしていただいたことがありました。今回も先に状況をお話して訪問していただこうかと思います。とりあえずは相談してみようと思います。
本人にとっても家族にとっても、早期発見がいちばんです。