最近、空き店舗だった場所に「ガチャガチャ」コーナーをよく見かけるようになりました。
私たちの世代からするとどこか懐かしい。だけど今の子どもたちにとっては、小さな遊園地のようなワクワク空間です。親子で楽しめる、ちょっとしたお出かけスポットになっているように思います。
外国人客にも人気があるようです。
ガチャガチャの一番の魅力は、なんといっても「何が出るかわからないドキドキ感」。
昔、母に「どうせ欲しいのは出ないからね。1回だけね!いい?」と念を押されたことを思い出します。
そのたった1回にすべてをかけて、お金を入れ、祈るようにガチャガチャッと回す――。
カプセルを手にしても、まだ中身はわからない。ふたを開けて、覗き込むその瞬間。
「あぁ、これかぁ…」と少しがっかりしつつも、母に「ありがとう!」と伝えるのが、私の中のガチャガチャの思い出です。
でも、今はちょっと違います。
「1回だけで終わる」なんて姿は、ほとんど見かけません。2回、3回…と続けるのが当たり前。
しかも夢中になっているのは子どもだけじゃなく、大人の姿もちらほら。むしろ大人がガッツリやてったりします(笑)
子どものため?それとも自分の趣味?
どちらにしてもその真剣さに、どうなったのかな?とついつい表情を観察してしまいます。
ふと思ったのは、私が子どもの頃のほうがバブル期で景気が良かったはず。
なのに今の方が、「物価が高い」「ガソリンが上がった」「節約しなきゃ」なんて声が多い時代。
一回あたりの金額も昔の倍くらいの値段もします。
それでも、ガチャガチャにはお金を惜しまない。
「我慢の昭和」から「推し活の令和」へ。
趣味や好きなものを大切に生きる時代に、変わってきたんだなと感じました。
それにしても、ガチャガチャの種類がすごい!
昔は小さな人形やキャラクターグッズが中心でしたが、今はぬいぐるみ、音の鳴るおもちゃ、巾着、アニメのフィギュアなど…見るだけでも楽しめるほど多彩。
中には、天ぷらや茶道道具といった日本文化をテーマにしたものもあり、もしかしたら外国の方にも人気なのかもしれませんね。


そんな中、我が家はアジアで人気の「すみっコぐらし」のガチャに挑戦!
お目当ては…「とかげ」です♪

いざ、ガチャガチャ…。

出てきたのは、白いカプセル。

「あ、これじゃない…」とわかってはいるけれど、それでも可愛い。これはこれで“あり”です!

実は私もひとつやってみました。
狙っていたのは白だったんですが、出てきたのは緑。
でも、家に帰って電気をつけたら意外といい感じで、じわじわ気に入ってきました。

自宅にひとつ、小さな癒しが増えた気がします。
ちなみに、時々カプセルが出てこないこともあるんです。
そんなときは店員さんを呼ぶと、優しく対応してくれるお店も。
「どれでも選んでいいですよ」と子供には言ってもらえることもあれば、「順番通りにまわしてください」という厳しめルールのお店もあったりします。
中には、狙っている商品があと何個残っているかを教えてくれる親切なお店もあるので、そういう場所に出会えたらラッキーですね♪