暑い日が続いていますね。
日差しが強くなると、自然と冷たいものが恋しくなります。
昔から「気温が34℃を超えるとかき氷、それ以下ならアイスクリーム」と言われたりしますが…わかる気がします。今日みたいな暑さの日は、ふんわり冷たい“かき氷”がぴったりですね。
かき氷の歴史は、実は世界各地に広がっています。
日本では江戸時代にはすでに存在していたそうで、長い間、暑い夏を乗り越える涼のおともでした。
でも、かき氷って国によって、ちょっとずつ違うんです。
今日はそんな“世界のかき氷事情”を、ちょこっとご紹介します。
【日本のかき氷】
きめ細かな氷がふわふわに削られ、口に入れるとすぐに溶けていきます。
抹茶やあんこ、練乳など、日本ならではの風味が楽しめるのも魅力のひとつ。最近は、見た目も美しい“芸術的”なかき氷も増えてきて、和の心をそのまま表したような存在です。
【台湾の「雪花氷(シュエファービン)」】
ミルクやフルーツジュースを凍らせた氷を使うため、氷自体に味があります。
ふんわり軽い口どけに、たっぷりのマンゴーやトッピング。甘さも果実味も、しっかり味わえる濃厚なかき氷です。
【韓国の「パッピンス」】
こちらもふわふわ氷が特徴。ミルクベースの氷に、豆やフルーツ、アイスクリームなど、見た目にもにぎやかなトッピングがたっぷり。ボリュームがあって、食後のデザートというより、立派な一品料理のようです。
【欧米のかき氷】
アジアに比べて氷の粒は大きめで、ザクザクとした食感。
色とりどりのシロップがかかっていて、甘さや見た目のインパクトを楽しむスタイルです。
【ハワイの「シェイブアイス」】
粗めの氷に、鮮やかなフルーツシロップがたっぷり。練乳やアイスクリームが添えられていることも多く、リゾート気分を味わえる“ご褒美スイーツ”です。
【イタリアの「グラニータ」】
シャーベットのような氷菓子で、果汁やお酒を使ったものも。地中海らしいさわやかな味わいが特徴で、大人の楽しみにもぴったりです。
どの国でも、暑い季節に少しでも涼を感じたいという気持ちは共通ですね。
文化がそれぞれ違うからこそ、味わいや食感、トッピングにこんなにバリエーションがあるんですね。
その中でも日本のかき氷は、どこか懐かしく、新しさも感じられる――そんな“涼の芸術”として、これからも大切にしていきたいですね。
