お友達に関東のお土産をいただきました。 「どん兵衛」の「きつねうどん」と「天ぷらそば」の東日本バージョンです。 私は西日本に住んでいるため、せっかくなので食べ比べをしてみました。
東西のうどんの違い
地域の気候や歴史的背景によるもので、それぞれ独自の魅力があります。
スープの特徴
関東(おつゆ)
- 醤油ベースで濃口の黒いつゆ
- 鰹節が主の出汁ベース
- 味が濃く、塩分強め
関西(おだし)
- 昆布ベースで薄口の黄金色のつゆ
- 薄口醤油使用
- さっぱりとした味わいで出汁の風味が強い
麺の違い
関東
- やや硬めでコシがある
- 噛み応えを重視した食感
関西
- 柔らかめでモチモチとした食感
- つゆとの絡みが良い
歴史的背景
- 関東: 昆布が手に入りにくく、醤油を活用した濃いつゆ文化が定着、水は硬水で昆布から出汁を取るのが難しい
- 関西: 昆布が豊富に流通していたため、昆布だし文化が発展、軟水で昆布出汁に適している
地域それぞれの歴史と風土によって、その土地に根付いていったのですね。
どん兵衛 比較してみた
まずはカロリーから。東(E)、西(W)です。

どん兵衛 きつねうどん 栄養成分表示1食(96g)当り | ||
西(W) | 東(E) | |
熱量 | 429kcal | 435kcal |
たんぱく質 | 9,6g | 9,7g |
脂質 | 18,5g | 18,6g |
炭水化物 | 56,0g | 57,3g |
食塩相当量 | 5,1g | 4,7g |
(めん、かやく) | 2,1g | 2,0g |
(スープ) | 3,0g | 2,7g |
ビタミンB1 | 0,18mg | 0,25mg |
ビタミンB2 | 0,19mg | 0,28mg |
カルシウム | 196mg | 207mg |
ほとんどが東(E)の方が微妙に多いですが、食塩に関してのみ西(W)が多い。薄口醤油派の西の塩分が高いのは納得ですね。

原材料の違いはやはりスープの成分に違いがありました。
中身
中のスープ袋、パッケージの色が違いました。

どちらも同じ住所だったので、色分けしないと間違えますよね。
「彩り七味」の文言が、西(W)は「和山椒華やぐ」、東(東)「赤唐辛子華やぐ」と書かれています。
粉末スープの色がすでに違います。

お湯を入れて…できあがり!

スープをアップ比較すると

色がほんとうに違いますね。
どん兵衛では、麺の違いはなかったです。
感想
実際に食べ比べてみると、味の違いがはっきりと感じられて面白かったです。
確かに東(E)の方が、しっかりしたお味で、西(W)はさっぱりしています。最初はどちらも美味しくいただいていました。
…ですが、続けて食べていくうちに変化が。東(E)をだんだん食べなくなってきました。
やはり慣れ親しんだ味に自然と行ってしまうのですね。いただいたお友達のお家でも、東(E)がだんだんと辛く感じてきたそうです。きっと東の地域では反対のことが起こっているかも!
一番下の子だけは、どっちも最後までイケてたのは、若いから対応力があるのかもしれませんね。
普段は関西風の味に慣れていますが、たまには関東風のしっかりした味わいも良いものでした。