友達から「今さらなんだけど教えて!」といわれた「ふるさと納税」。よく耳にしていたけど、よくわからずのままだった!との事で説明します。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、自分が選んだ地方の自治体(都道府県や市町村)にお金を寄付する制度です。利用することで、自分の税金の使い道を選びながら、地方の特産品を楽しむことができます。
この制度は、都会と地方の税収の差を減らすために作られました。
ふるさと納税のながれ
- 寄付先を選べる: 好きな地域に寄付ができます。
- 返礼品がもらえる: 寄付をすると、その地域の特産品などがお礼(返礼品)としてもらえます。
- 税金が控除される: 寄付した金額のほとんど(2,000円を超える部分)が、翌年の税金から差し引かれます。
例えば、ある市に3万円寄付したとします。翌年の税金から2万8千円が控除され、実際の負担は2千円だけになります。そして、その市からお礼の品物(返礼品)がもらえるのです。
人気ランキング
- 食品:
- 肉類: 牛肉、豚肉、鶏肉など
- 魚介類: 魚、貝類、イクラなど
- 果物: 地方特産の果物や野菜
- 米や穀物: 地元産の米や穀物製品
- 日用品:
- トイレットペーパー、洗剤など
- 旅行・体験:
- 地元の観光スポットでの宿泊券や体験プログラム
- その他:
- 地元の特産品や工芸品、ビールやお菓子なども人気
これらの返礼品は、寄付した自治体の特産品や地域の魅力を感じられるものが多いです。
注意点
- 控除金額には上限があり、給与収入、家族構成によって変わります(上限金額を超えてしまうと控除はなく、ただの寄付になるので注意が必要です)
- 税金を払っていない人(収入のない人)は控除の対象にはなりません
- 寄付先が5自治体以下の場合は「ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告不要で住民税控除が受けられます
- 「ワンストップ特例制度」を利用しない場合は、確定申告が必要となります
上限額のシュミレーション

控除額
- 住民税の控除
- 基本分:(寄付金額 – 2,000円) × 10%
- 特例分:(寄付金額 – 2,000円) × (90% – 所得税率 × 1.021)
- 所得税の控除
所得税からも一部が控除されますが、金額は個人の所得税率によって異なります。
【例】年収600万円の世帯主、配偶者、子供1人扶養(16歳以上19歳未満)
6万円の寄付をした場合
- 住民税の控除:約5万2,000円が控除される
- ⇒翌年の5~6月頃「住民税決定通知書」で確認 ⇒6月から翌々年5月まで1年間、12回に分け住民税が減額されます
- 所得税の控除:約6,000円が控除(還付)される
- ⇒確定申告後に還付金で受け取れる
※「ワンストップ特例制度」を利用した場合は、所得税の還付はなく、すべて住民税から控除されます
ふるさと納税サイトのポイント還元率
- ふるなび:最大18%(8%付与上限なし + 初回利用&アプリ経由10%)
- ふるさとプレミアム:対象返礼品で12%(付与上限なし)
- ふるラボ:対象自治体の寄付で10%(付与上限なし)
- さとふる:寄付額の5〜7%程度
- 楽天ふるさと納税:通常1%、最大20%超(キャンペーン時による)
ポイントの注意点:サイトによって付与されるポイント付与率は、変動する場合があり、2025年10月よりポイントを付与するふるさと納税ポータルサイトを介した寄付が禁止されます。各サイトのキャンペーン情報や付与条件を確認し、今年中にポイント還元を活用することも検討してみてください。

私の購入品おすすめ
毎日使うもので、生活に欠かせないトイレットペーパー。

近所のドラックストアで購入すると、¥518(税込み) ✕ 8パック= ¥4144です。
ふるさと納税の金額は¥16000ですが、自己負担は¥2000なので、購入するよりも¥2144お得です。これにさらに控除額があり、ポイントも現在は1168ポイント入るのでオススメです。
こちらは気になっているもの

他にも年末年始のおせち料理等もあるので、用途に応じて選んでいけます。ただし物品や食品は、保管場所も忘れないように気を付けてください。今年は何にしようか楽しみです。