素朴なのに心に残る器。備前焼の不思議な魅力

「素朴な美しさ」のある焼き物「備前焼」。
釉薬を使わず、土と火の加減によって完成する器は、見るたびに違った表情を見せてくれる気がします。
実は、同じ形でも焼き方や置き場所によってまったく違う表情になるそうです。

父はよく県外からのお客さんに備前焼をプレゼントしていました。
最初は正直「地味だなぁ」と思っていたのに、だんだんと愛着がわいてくるものですね。
色味が増していくのも面白さがあります。

高いイメージですが、最近は手頃なものも多く出回っているようです。

同じお皿でも表情が全く違っているのも驚かされます。

私はこの藁を使って焼かれた色合いが気に入っています。藁を使われた部分が何とも言えない色に仕上がっています。

素朴だけど見ていると心が落ち着き、心を豊かにしてくれます。