先日、実家の母から野菜と一緒に、
「南部煎餅チョコQ助」が届きました。しかも5袋も。
地味なパッケージにまず親近感。
でも正直、「おいしいのかな?どんな味なんだろう…」と半信半疑でした。
少し前にテレビで南部煎餅が紹介されていて、
昔ながらの素朴なお煎餅という印象。
自分にはあまり合わないだろうな、と思っていたんです。
南部煎餅とは?
南部煎餅は、青森県南部から岩手県北部にまたがる“旧南部藩”の伝統的なお煎餅。
丸い鉄製の鋳物で焼かれた、硬めで素朴な味が特徴です。
原料は小麦粉に水、そして塩やごま。
昔は蕎麦粉とごまを合わせて焼き、献上品にもなっていたそうです。
稲作に向かない地域だったため、小麦文化が発展したとも言われています。
チョコQ助って?
まず目をひくのがパッケージのひと言。
「類似品にご注意ください」
「見栄えが悪くても味は絶品です!」
こう書かれていたら、逆に期待してしまいますよね。

チョコQ助は、割れた南部煎餅に線状のチョコをかけたお菓子。
チョコで全面コーティングしているのではなく、
細い線が真っ直ぐに描かれていて、ちょっとしたアートのよう。

南部煎餅そのものは丸い形ですが、チョコQ助はそれを砕いてアレンジしてあります。
コロナ禍で売り上げが激減した際、地元の方にもっと楽しんでもらおうと開発されたのだとか。
割れやすい南部煎餅を「もったいない」と活かす形で誕生したそうで、
2021年ごろの発売後、SNSで話題になり一気に広がった人気商品です。
さて、お味は…?
南部煎餅は、ほのかな塩味とサクサクした軽い食感。
これにチョコを合わせた味はまったく想像がつきませんでした。
ひと口食べてびっくり。
サクサクの煎餅にチョコの甘さが合わさり、
甘い → 塩味 → 甘い の波がクセになるんです。
これが止まらない。危険です。
気づけば袋がどんどん軽くなっていく…。

お友達に渡したら…
後日、お友達が遊びに来た時におすそ分けしました。
すると後から
「これ何!?美味しすぎて止まらない!」
と興奮気味の連絡が。
さらには、お子さんが
「どこで売ってるの?買いに行こうよ!」
と言ったそうで、思わず笑ってしまいました。
そう、これは人を虜にする味なんです。
他にもこんな味が
・白いチョコQ助 … 胡麻入りのホワイトチョコ
・まめQ助 … まめ煎餅にビターチョコがけ
と、シリーズ展開もいろいろ。
次は別の味も食べてみたいと思っています。
素朴な南部煎餅が、現代風においしく進化したチョコQ助。
これはしばらく我が家の“危険なおやつ”になりそうです。

