上品な和菓子の手土産といえば、私には思い出の一品があります。
滋賀の老舗「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」の代表銘菓、「あも」です。
実はこのあも、亡くなった祖父が大好きだったお菓子なんです。
濃いめの煎茶と一緒に、求肥とあんをゆっくり味わっていた祖父の姿を、今でも覚えています。
やわらかな求肥(ぎゅうひ)を、たっぷりの小豆あんでぐるっと包んだ棹菓子。
今回は、この思い出のあもを、正直にレビューしていきます。

| 商品名 | あも(丹波大納言小豆)/あも(こしあん) |
|---|---|
| 製造元 | 叶 匠壽庵(滋賀県大津市) |
| 構造 | やわらかな求肥を小豆あんで包んだ棹菓子 |
| 内容量・価格 | 1棹350g/税込1,296円前後(※商品・店舗により変動。最新は公式でご確認ください) |
| 賞味期限 | 製造日より約26日(常温保存) |
| アレルギー | 大豆 |
| 主な購入場所 | 各百貨店・公式オンラインショップ |



お正月に冷やして食べた、あんの絶妙なほっこり感
あもの主役は、希少な「丹波大納言小豆」。
全国収穫量のわずか1%という小豆で、皮が薄く口当たりがよいのが特徴です。
お正月に、冷やして食べてみました。
すると、あんの味が絶妙にほっこりとしていて、その甘さが求肥と一緒になることで、ちょうどよいおいしさになるんです。
ひとつだけ注意点を。
求肥は冷やしすぎると少しかたくなります。
とはいえ、我が家ではそれもまったく気にならない範囲でした。
気になる方は、冷やしすぎないのがおすすめです。

つぶあんとこしあん、食べ比べてみた
あもには、定番のつぶあんのほかに「こしあん」もあります。
今回、両方を食べ比べてみました(こしあんは写真を撮り忘れてしまいました…)。
まずつぶあん。
あんが、粒の形をそのまま残してほっこりと炊き上げられています。
この仕上がりは、まさに職人技。
皮がプチッとつぶれてしまうと、この味にはならないと思います。
粒がほっこり残っているからこそ、ふわっと崩れるおいしさが楽しめるんです。
いっぽうこしあん。
切るときに、求肥とあんの繊細さの違いから、こしあんのほうが少し崩れやすくなります。
でも、それが口に入れたときには、とろっとなめらかで絶品なんです。
お汁粉を固めたような味わいで、こしあん派には絶対におすすめ。
実はうちの子どもは、こしあんが一番のお気に入りです。
私はというと、どちらもそれぞれのおいしさがあって、正直、選べません。
誰へのお土産に向いている?
| 贈る相手 | 向いている理由 |
|---|---|
| 親・年配の方へ | 上品で控えめな甘さ。やわらかく食べやすいので、目上の方にも安心して贈れます。 |
| 職場・あらたまった場へ | 老舗の代表銘菓という格があり、切り分けて配れるので職場の手土産にも。 |
| 恋人・パートナーへ | お茶を淹れて、ふたりでゆっくり味わうのにぴったりの上質さがあります。 |
| あんこ・求肥好きな方へ | つぶあん・こしあんが選べるので、好みに合わせて贈れます。 |
かしこまった贈り物にも、親しい人とのお茶うけにも合う。
相手を選ばない懐の広さが、あもの魅力です。

値段あたりの満足感は?
お値段は1棹(350g)で税込1,296円ほど。
ぱっと見は「和菓子にしては少し高め?」と感じるかもしれません。
でも、希少な丹波大納言小豆を使い、職人が手炊きしていることを思えば、じゅうぶん納得の価格です。
1本をゆっくり切り分けて、何日かに分けて楽しめるのも、満足感の高さにつながっています。
パッケージと賞味期限の実用情報
賞味期限は製造日から約26日と、生菓子のわりに日持ちします。
常温保存でよいので、手土産として持ち運びやすいのもうれしいところ。
パッケージは箱が開けやすい工夫がされていて、全部を取り出さずにそのまま切り分けられます。
切り口がきれいに揃うので、取り分けても見栄えがします。
夏場は、食べる1時間ほど前に冷蔵庫で冷やすのが公式のおすすめです。
なお、公式が転売サイトや偽メールに注意を呼びかけています。購入は百貨店や公式オンラインショップなど、正規のルートが安心です。

これは絶対リピートする?しない?
正直な結論は、これは間違いなくリピートします。
祖父が愛したお菓子を、今こうして自分や家族で味わえるのは、なんだか特別な気持ちになります。
上品な甘さ、求肥のもっちり感、小豆のやさしいほどけ具合。
つぶあんもこしあんも、それぞれに忘れられないおいしさです。
濃いめの煎茶と一緒に、大切な人とゆっくり味わってほしい一品です。
叶匠壽庵のあもには、季節限定のバリエーションもあります。
栗を使った季節のあももいただいたので、よければあわせてどうぞ。

