暑い日が続く夏でも、ふと飲みたくなるのが「あたたかい味噌汁」。
立ち上る香りと、優しい味に、心もほぐれていきます。
今回、新しいお味噌を購入してみたのですが、ひと口飲んで「ああ、美味しいなぁ。ホッとするわぁ。」と感じました。自然な甘みと深いコクがあって、身体の芯からほっと癒される味。
味噌の歴史を少し
味噌が日本に伝わったのは、飛鳥時代といわれています。
当時はお寺や貴族の間で使われていた贅沢品だったそうです。
中国から伝わった発酵技術が、日本の風土や食文化に合わせて変化し、やがて鎌倉時代には、武士の携行食や保存食としても親しまれるようになりました。
そこから庶民の食卓にも広がり、今では家庭料理の定番に。
日本と中国、味噌の使い方の違い
おもしろいのは、同じ「味噌」でも国によって使い方が違うこと。
日本では味噌汁など「そのまま」での使い方が主流ですが、中国では炒め物に使われることが多いようです。
文化の違いって面白いですね。
海外ではちょっと意外な反応も
外国の方の中には、味噌汁がちょっと苦手…という声も。
特に、あさりやしじみのような貝類が入った味噌汁は、「ちょっと臭みが…」と感じるのかもしれません。
一方で、ジャガイモや玉ねぎなど、野菜がたっぷり入った味噌汁は人気なんだそう。やっぱり、どこか親しみやすい具材だからですね。
美味しい味噌との出会い
今回出会ったお味噌は、しっとりやわらかくて、自然な甘さと旨みがじんわり広がるタイプ。
こういうお味噌って、探している時はなかなか見つからないんですよね。
でも、ふとしたときに現れてくれるから不思議です。
暑さで料理が億劫になりがちなこの季節も、美味しい味噌があるだけで、ちょっと前向きな気持ちになれそうです。
