九州地区での水害と降り続く雨が大変心配です。これ以上の被害が広がらないことを心から願っております。
最近は街中で男性が日傘をさして歩く姿を見かけることが増えました。決して女性的な印象の方ではなく、ごく普通のビジネスマンや学生さんです。ここ数日は雨続きですが、今年の日本の夏はまさに危険な猛暑。日傘を使わない派の私でも、あまりの陽射しに体力を奪われ、購入を真剣に検討してしまうほどです。
世界の日傘文化
- 東アジア:日本・中国・韓国では紫外線・陽射し対策として日傘が一般的
- 東南アジア:タイやベトナムなど一部地域で利用
- ヨーロッパ:フランスやイタリアの一部地域でも見られる
国や地域によって日傘の使い方やデザインは異なりますが、共通しているのは「暑さと強い陽射しから身を守る」という目的です。
日本の日傘の歴史
日本での日傘文化は、古墳時代に朝鮮半島から伝わった「蓋(きぬがさ)」が起源といわれています。韓国時代劇で王や王妃、世子の後ろにお付きの人が持っている大きな日除け――まさにあれです。当時は高貴な身分の人だけが使える特別なものでした。
- 平安時代:和紙製の日傘が登場
- 鎌倉~安土桃山時代:開閉式が生まれる
- 江戸時代:庶民にも普及
- 明治時代:洋傘が日本に入ってくる
参考:「和傘CASA」さんの解説はとても分かりやすいので、ぜひ見てみてください。ホーム画面にある桜和傘や桔梗和傘の美しさは、素敵で息をのみます。伝統技術が息づく和傘は、七五三や成人式などの写真撮影に欠かせない存在。日常的に使う機会は減りましたが、ぜひ未来へと受け継がれてほしい文化です。
現代の日傘の魅力
現代では洋傘型の日傘が主流。軽くて持ち運びやすく、晴雨兼用や高い遮光性を持つタイプが人気です。日本の日傘は特に紫外線カット率・遮光性能・遮熱効果が高く、その下に入ると涼しさをすぐに実感できます。
猛暑や熱中症のリスクが高まる今、日傘は男女問わず身体を守る必需品になりつつあります。私も一度試して、その快適さを試してみようかな。と思います。