朝晩が涼しくなり、日が落ちるのも早くなってきて、秋の訪れを感じる季節になりました。
とんぼの姿を見かけたり、スーパーの商品からも秋らしさを感じられます。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、そしてハロウィンなど、楽しみが広がる季節ですね。
和菓子屋さんのショーケースも、初秋らしい彩りに包まれていました。
和菓子の魅力
和菓子は、四季の移ろいを映し出すお菓子です。
見た目の美しさはもちろん、その季節ならではの食材を使うことで、旬の味を目と舌で楽しむことができます。収穫の季節にしか味わえない和菓子は、まさにこの時期ならではのごちそう。
さらに、温かいお茶との相性も抜群です。
上生菓子
この日の上生菓子をご紹介します。
着せ綿(きせわた)
菊の上に綿をかぶせて夜露と香りを移し、翌日にその綿で体を拭うことで無病長寿を願った風習にちなんだお菓子。(写真の下は、出す時にあたってしまいました)

きんとん
餡を芯にして、そのまわりに裏ごしをした餡のそぼろ状のものをまぶして包んだもの。上には栗がのせられています。

上用饅頭 赤とんぼ
上用饅頭に焼印でトンボをつけ、オレンジ色で夕焼け空を表現しています。

虫の声
練切に草木の焼印と虫を表現し、虫の声のきこえる秋を表現しています。

乙女菊

栗きんとんが出ているかな?と思ったのですが、残念ながら来週からでした。次回にはぜひ購入したいと思います。
秋の和菓子と過ごす時間
温かい煎茶やほうじ茶、抹茶と一緒にいただくと、和菓子の甘さが引き立ち、ほっとひと息つけます。
9月ならではの楽しみとして、おうちで小さなお月見茶会を開くのもおすすめですね。
また、ギフトや手土産、お彼岸のお供えとしても喜ばれるのが和菓子の魅力です。
まとめ
秋の和菓子は、味わいだけでなく、日本の四季や文化を感じさせてくれる存在です。
食卓やお茶の時間に少し添えるだけで、日常が豊かに彩られます。
この秋はぜひ、お気に入りの和菓子を見つけてみてください。