素材のやさしさを感じる。舟和の芋ようかんとあんこ玉

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過ごしやすい気候に変わり、あたたかいお茶が恋しくなる季節。
買い物の途中で目にした舟和の「あんこ玉」と「芋ようかん」に、思わず手が伸びました。
素朴なのにどこか贅沢で、長く愛されてきた理由がわかる老舗の味です。


舟和とは

舟和は浅草で誕生した、明治35年創業の老舗和菓子店。
120年以上の歴史を持ち、東京を代表する和菓子として多くの人に親しまれています。

看板商品の「芋ようかん」は、“東京の手みやげ”としても有名。
保存料を使わず、素材そのものの味を生かしたお菓子作りを続けています。

今回は、期間限定の「あんこ玉」と「芋ようかん」のセットをいただきました。


あんこ玉

コロンと丸い形がかわいらしい「あんこ玉」。
期間限定の詰め合わせには、小豆・白いんげん・かぼちゃ餡が、小さな寒天で包まれています。

一粒ずつ違う味を楽しめるのが魅力で、
見た目の美しさと、手間のかかった丁寧な作りに感動します。
表面の曲線がつややかで、とっても美しい。

つるんとした口あたりと、ほどよい甘さが絶妙です。


芋ようかん(味・香り・質感)

舟和といえば、やっぱり「芋ようかん」。
さつまいもの自然な甘みと香りが広がる、どこか懐かしい味です。

原材料は“さつまいも・砂糖・塩”だけという、昔ながらのシンプルさ。
しっとりしているのに、ほくほくとした食感がなんとも不思議で、
まるで焼き芋をそのままようかんにしたような優しい味わいです。

甘すぎないので、素材の良さがしっかり感じられます。


おすすめの食べ方・楽しみ方

芋ようかんは、冷やしてもしっとりとした食感で、甘さがより控えめに。
軽く温めると香りがいっそう引き立ち、出来たてのような風味が楽しめます。
トースターで少し焼けば、表面が香ばしくなり、まるで“和のスイートポテト”のよう。

あんこ玉と一緒にお茶の時間を過ごすと、和の贅沢を感じられます。
あんこ玉は冷たく、芋ようかんは温かく──
秋ならではの温度のコントラストも、また贅沢な楽しみ方です。


まとめ

和菓子には派手さはありませんが、丁寧に作られたおいしさの中に、
昔の人の仕事ぶりと長い歴史を感じます。

舟和のあんこ玉と芋ようかんは、
そんな日本の伝統とやさしさを思い出させてくれるお菓子です。

一口食べると、どこか懐かしく、心がほっとする味。
ころんと可愛いあんこ玉の見た目は、まさに和の芸術。

秋の午後、お茶とともにゆっくり味わいたい逸品です。

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