羊羹(ようかん)と聞くと、しっかり固まった甘いお菓子を思い浮かべる方が多いと思います。
でも今回ご紹介する「月よみ山路(つきよみやまじ)」は、その概念をちょっと取り払ってほしい一品です。
石川県小松市の老舗、松葉屋さんがつくる栗むし羊羹で、しっとりやわらかく、もっちりとした食感が特徴。
例えるなら、ういろうに近い口あたりなんです。
松葉屋さんは創業1852年(嘉永5年)という、とても長い歴史を持つ和菓子店。
その看板商品が、この月よみ山路です。
| 商品名 | 月よみ山路(栗むし羊羹) |
|---|---|
| 製造元 | 松葉屋(石川県小松市) |
| 創業 | 1852年(嘉永5年) |
| 価格の目安 | 1本 約800円前後(※購入時期により変動。最新は公式でご確認ください) |
| 賞味期限 | 製造日より約10日間 |
| 主な購入場所 | 松葉屋本店・金沢駅・小松駅・小松空港・一部百貨店・通販 |
竹皮をほどいて、いざ実食
まず驚いたのが、切るときのなめらかさ。
包丁を入れると、すっと切れます。
そしてすぐに栗にあたりました。
ごろっと入った栗が楽しみで、わくわくしながら断面をのぞいてみると……なんと栗が2つ並び。
これって、けっこう稀じゃないですか?

たぶん竹皮で包んだときにキュッと寄って、たまたま2つくっついた部分ができたんだと思います。
そんな小さな発見で、ひとりウキウキしてしまいました。
こういう「個体差」を楽しめるのも、手づくりの羊羹ならではですね。
正直な味の感想
食感は、やっぱりういろうに近いです。
しっとり、もっちり。
一般的な羊羹のような硬さはなく、やわらかいので、あんこが極端に苦手でなければ誰にでも合うと思います。
甘さは、甘すぎず、とっても上品。
それでいて栗がまたおいしいんです。
変に硬さの残る栗とは違って、中までしっかりやわらかい、しっとりとした栗。
こちらも甘さ控えめで、ほっとする味わい。
口の中でほろっとくずれていきます。
松葉屋さんは、甘露煮ではなく「蜜漬け」の栗を使っているそうで、砂糖で煮込まない分、栗本来の風味が生きているのだと納得しました。
誰へのお土産に向いている?
| 贈る相手 | 向いている理由 |
|---|---|
| 親世代・年配の方へ | 上品な甘さと和の趣で、目上の方への手土産にも安心感があります。 |
| お茶好きの方へ | 緑茶やほうじ茶との相性が抜群。お茶の時間を楽しむ方に喜ばれます。 |
| 甘いものが得意でない方へ | 甘さ控えめなので、こってり苦手な方や男性にも意外といけます。 |
| 栗好きな方へ | 「切っても切っても栗」のごろっと感は、栗党の心をつかみます。 |
かしこまりすぎず、でもきちんと感もある。
そんな絶妙な立ち位置のお菓子なので、贈る相手を選びにくいのが強みです。
実用情報とコスパ
食べ方のおすすめは、温かい緑茶やほうじ茶と合わせること。
甘さに少し渋みが加わって、味わいに深みが出ます。
冷やすとすっきり、温かいお茶と合わせるとほっとする。
その日の気分で表情が変わるのも楽しいところです。
ひとつ気をつけたいのが、賞味期限。
製造日からおよそ10日間と、日持ちは長くありません。
水分が多くて砂糖控えめな分、仕方のないところですが、渡すタイミングは少し気にかけたいですね。
とはいえ甘すぎないので、ついつい手が伸びて、意外と早く食べ切れてしまいます。
価格は1本800円前後(購入時期により変動します)。
この満足感と素材へのこだわりを思えば、じゅうぶん納得のコストパフォーマンスだと感じました。
リピートする?しない?正直な判定
結論から言うと、これはリピートします。
やわらかくて上品で、栗の存在感もたっぷり。
自分用にも、ちょっとした手土産にも使い回せる安心感があります。
「羊羹はちょっと重い」と思っている方にこそ、一度試してみてほしい一品です。
石川のお土産を探している方は、ぜひ候補に入れてみてください。
同じ石川の銘菓では、金沢「中田屋」のきんつばも有名どころです。

