実家からのおすそ分けで、京都の和菓子をいただきました。
「栗阿彌」と書いて「りつあみ」と読むそうです。
栗のお菓子だというのは名前でわかる。でも、どんな形をしているのかはさっぱり想像がつきません。
紫と黄色、色違いの帯が2つ。中身が見えないぶん、開けるのが楽しみでした。
若菜屋の「栗阿彌」ってどんなお菓子?
作っているのは、京都の「京栗菓匠 若菜屋」さん。
昭和2年に京都・千本丸太町で創業した、栗菓子で知られるお店だそうです。
この栗阿彌はお店の代表銘菓で、懐石料理の八寸に出される「栗の渋皮煮」からヒントを得て生まれたお菓子とのこと。
種類は2つあります。
渋皮をつけたまま蜜漬けにした「渋皮栗」が紫の帯、栗を丸ごと蜜で煮詰めた「栗納豆」が黄色の帯です。

実用情報(価格・日持ち・原材料)
| 商品名 | 栗阿彌(渋皮栗/栗納豆) |
|---|---|
| 製造 | 京栗菓匠 若菜屋(京都) |
| 価格 | 1個248円(受け取った際に聞いた金額) |
| 賞味期限 | 公式情報では製造日より60日/受け取った時点で約1か月残っていました |
| 原材料 | 栗甘露煮(国内製造)、砂糖(公式情報。渋皮栗・栗納豆とも同じ表記) |
| 包装 | 1個ずつの個包装 |
原材料が栗と砂糖だけ、というのは正直おどろきました。
ただ、アレルギーが気になる方は、購入時に必ず現物の表示をご確認ください。
開けてみたら、栗が栗のままだった
袋を開けて、思わず声が出ました。
栗が、栗の形のまま入っています。
栗の皮むきって、渋皮を残すのも、形を崩さずに仕上げるのも、なかなか大変です。
それがこんなに綺麗なまま残っているのを見ると、それだけで手がかかっているのが伝わってきます。
まわりにはグラニュー糖のような砂糖がうっすらとまぶされていて、見ているだけでほっこりしました。


個包装は、透明のトレーに栗がのって、それが袋に入っている形です。
トレーごとすっと引き出せるので、指がべたつかないのが地味にありがたいところ。
お茶うけとして出すときも、そのままお皿にのせられます。
正直な食べた感想
渋皮栗|マロングラッセと天津甘栗の、ちょうど間くらい


食べる前は、マロングラッセを想像していました。
実際、近いといえば近いかな。
でも洋酒の香りがないぶん、まったく別のお菓子だとも感じました。
食感でいうと、マロングラッセよりは固めです。
かといって天津甘栗ほどほろっとはしていなくて、もっとしっとりしている。
あの2つのちょうど間くらい、と言うのが一番近い気がします。
渋皮の風味に深みがあって、そこに砂糖の甘さが和風に染み込んでいる感じ。
ちょっと甘いかな、と思いながらお茶と一緒にいただくと、ちょうどよく落ち着きます。
大人っぽい味だな、というのが素直な印象でした。
栗納豆|黄金色が綺麗。でも甘さは強め


栗納豆のほうも、表面にお砂糖がまぶされています。
割ってみると中は黄金色で、これが本当に綺麗。
味は、中までじっくりと甘さが入っています。
外側の砂糖と合わさって、食べ終わったときには渋皮栗よりも甘く感じました。
栗きんとんの上の甘露煮よりは甘さ控えめで、上品です。
こちらもやっぱり、お茶が欲しくなる甘さです。
こちらの方が甘さは少し強く感じました。
食べ終わったあとの、口の中の甘さについて
2種類とも、食べ終わったあとに口の中に甘さが残ります。
以前ならそれを「甘すぎる」と感じていたと思います。
でも最近は、そこでお茶を一口いただいて、余韻をゆっくり楽しむのが好きになりました。
甘さが少しずつほどけていく時間が、このお菓子のいちばんおいしいところかもしれません。
だから栗阿彌は、お茶を淹れてから食べてほしいお菓子です。
それに栗は天然のものなので、一粒ずつ固さが違います。
私が食べた粒がたまたま固めだった、ということもあるかもしれません。
ここに書いたのは、あくまでこの日に食べた私が感じたままの感想です。
子どもの頃は苦手だったのに、という話
食べながら、思い出したことがあります。
子どもの頃にも、こういうお菓子を食べたことがありました。
「甘いお菓子だよ」と言われて口に入れたのに、思っていた甘さと違った。
しかも栗が少し固く感じて、当時の私はどうにも苦手だったんです。
今ならわかります。
形をそのまま残すには、柔らかすぎたら潰れてしまう。じっくり煮て味を染み込ませたら、こうなるしかない。
自分で渋皮煮を作ったことがあると、この完成度の高さが身に染みます。
いい仕事してるなあ、と。
昭和2年から続いているお菓子だと知って、なるほどと思いました。
受け継がれている理由が、なんとなくわかってきた気がします。
あと、これは私の感じ方ですが、洋菓子を食べたあとのような重さが残りませんでした。
胃がもたれない、上品な甘さという感じがします。
誰へのお土産に向いている?
| 贈る相手 | おすすめ度 | ひとこと |
|---|---|---|
| 親・祖父母世代へ | ◎ | お茶うけとして間違いなし。見た目も上品です |
| 職場へのばらまき | ◯ | 個包装で日持ちもする。ただ1個248円なので人数次第 |
| 和菓子好きの友人へ | ◎ | 渋皮煮を自分で作る人ほど刺さると思います |
| 恋人へ | ◯ | 甘いもの好きなら。派手さはないので好みが出ます |
| 洋菓子派の若い人へ | △ | 柔らかいスイーツに慣れていると好みが分かれるかも |
| 子どもへ | △ | 昔の私がそうだったように、良さが伝わりにくいかも |


値段あたりの満足感

1個248円。栗のお菓子としては、決して安くはありません。
でも、大粒の栗を丸ごと1個、形を崩さず蜜漬けにする手間を考えると、納得できる価格だと思いました。
小さいけれど、1個でしっかり満足感があります。
ぱくぱく食べるお菓子ではなく、お茶を淹れて1個だけ、という食べ方が合っている気がします。
また買う?リピート判定
結論から言うと、渋皮栗はリピートします。
栗納豆は綺麗で華やかですが、私には少し甘さが強めでした。
2種類いただけたおかげで、自分の好みがはっきりしたのは収穫です。
もし贈る相手の好みがわからないなら、両方入った詰め合わせが無難だと思います。
甘さ控えめが好きな方には、渋皮栗のほうを勧めます。
好みは分かれるとは思いますが、やわらかいお菓子が増えている中で、栗そのものの食感を楽しみたい方に、ぜひおすすめしたい一品です。
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※公式サイトはこちら:京栗菓匠 若菜屋

